イラン外務省報道官がG7に警告、「非現実的な問題を提起してもイラン国民の意思に影響せず」
-
ガーセミー報道官
イラン外務省のガーセミー報道官が、G7・先進7カ国の非現実的な立場表明を批判し、「イランは西アジア地域におけるテロ対策、情勢の安定、治安の強化に建設的な役割を果たしてきた。またわが国のミサイル計画はあくまでも平和・防衛目的でのものだ」と強調しました。
ガーセミー報道官は7日日曜、フランスで開催されたG7外相会合の終了声明の一部で出された、イランの平和的な核計画に対する誤った解釈や厳しい告発を批判し、「イランは、この声明を完全に一方的かつ非建設的なものとみなしている。これはイラン核合意や欧州3カ国の取り決めに反したものと考える」と述べました。
また、イランが国際的な取り決めを遵守していることを強調し、「イランを脅威として吹聴する無駄な捏造工作は、地域や世界で自らの利益を追求するイラン政府と国民の意思に何ら影響しない」としました。
さらに、「G7が、アメリカの我田引水・傍若無人な行動や意向に引きずられ、わが国への不当な主張を繰り返し、アメリカにへつらい、同国の欲求を満たそうとしているのは甚だ遺憾だ」と強調しました。
ガーセミー報道官はまた、ヨーロッパ3カ国がイラン核合意の原則に違反する立場をとっていることを非難し、3カ国に釈明を求めるとともに、「イランはこの問題を核合意の枠組みで、適切な方法により追及していく」と述べました。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese
http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ