イラン外務省報道官、「イランの提案は対米協議ではなく収監者の交換」
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ムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、「我が国が提案しているのは収監者の交換であって、アメリカとの協議ではない」と語りました。
イルナー通信によりますと、ムーサヴィー報道官は30日火曜、「イラン・ザリーフ外相が行った、イランで拘束中のアメリカ人収監者とアメリカにいるイラン人収監者の交換という提案は目新しいものではない」とし、「アメリカがイラン核合意を離脱する前、核合意合同委員会の傍らで実施されていた全ての二者協議において、アメリカ側は常にこの問題を提起していた」と説明しました。
また、「これらの二者協議の全てにおいて、イラン側も人道的な側面を理由に、アメリカの要請の中で同国内、あるいは第三国で逮捕されたイラン人に言及し、この問題を追及してきた」と述べました。
さらに、ザリーフ外相が行った提案はアメリカ側から拒否されたとし、「収監者交換という提案にアメリカは否定的な回答を返してきた。つまり、アメリカの政府高官はアメリカ人収監者のために空涙を流しているだけで、イラン恐怖症を拡大する以外の考えがないことがはっきりした」と語りました。
ザリーフ外相は先月24日、アメリカ・ニューヨークで開催されたアジア協会の会合において、アメリカで収監中のイラン人とイランにいるアメリカ人収監者の相互交換を提案していました。
しかし、アメリカ国務省はこの提案に対し、アメリカ人収監者の釈放だけを一方的に求めています。
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