イラン最高指導者、「100カ国以上で聖地の問題が提起されているのはホメイニー師の魅力の証」
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が4日火曜、イランイスラム共和国の建国者ホメイニー師の霊廟に参集した大群衆を前に演説を行いました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
6月 05, 2019 15:18 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が4日火曜、イランイスラム共和国の建国者ホメイニー師の霊廟に参集した大群衆を前に演説を行いました。

ハーメネイー師は、「故ホメイニー師が持つ無比の魅力が恒久的に存続している秘密は、彼が神から授かった恩恵と個人的な特徴にある」とし、国民や体制責任者に向かって、この偉人が残した教えー抵抗の道と論理の実施、そしてその側面について説明しました。また、「このような魅力にあふれた思想や道は、日増しに各国の国民を惹きつけている」と説きました。

ハーメネイー師は、ホメイニー師の30回忌に当たる4日火曜、この日の大群衆や「世界ゴッツの日」にイラン国民が名誉ある大行進を展開したことを指摘し、これは故ホメイニー師の魅力が存続している明白なしるしだとし、「世界ゴッツの日には、100カ国以上において特別な式典や行進が実施された。この日を制定したホメイニー師の英断から40年経っても、この偉人の魅力や影響力がこれまでどおり各国民に行動を促していることを示した」と述べました。

また、各国民が抵抗というホメイニー師の示した道に接近している理由として、この道の本質的な魅力を挙げ、「この過程において、イランは決して他国民に何かを押し付けたことはない。また100カ国以上における今年の世界ゴッツの日の式典や行進もまた、それぞれの国の人々自身の選択により自発的に実施された」と強調しました。

さらに、西アジアの諸国民全員に受容されている共通の合言葉は抵抗だとし、「現場に足を踏み入れる勇気を持たない人々も一部には存在する。だが、多くの人々が現場に存在している」と語りました。

イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師

ハーメネイー師はまた、「今日、抵抗戦線は他のどの時代よりも強くなっている」とし、「レバノンやイラク、シリア、パレスチナでのアメリカの敗北は、抵抗戦線の力強さを示している」と述べました。

そして、アメリカ経済の凋落や世界経済におけるアメリカの影響力が驚異的な低下を見せていることを示す公式統計に触れ、「政治の舞台でもアメリカの力は落ち込んでいる。トランプ米大統領のような特徴を持つ人物を選んでしまったこと自体、アメリカの政治の凋落を示す最たる例である」と指摘しました。

さらに、「アメリカの総人口3億人以上の運命が、思考・心理、倫理においてバランスが疑問視されるような人物の手に委ねられてしまったことが、アメリカの政治・モラル面での凋落の明白な原因だ」と語りました。

最後に、アメリカ政府のモラル上の退廃振りを示すもう1つのしるしを挙げ、パレスチナを占領しているシオニスト政権イスラエルの犯罪を後押ししていること、さらにイエメンで複数の政権の犯罪や市民の虐殺に肩入れしていることを非難しました。そして、「社会的な背景においても、アメリカは自殺や犯罪の多さ、飢餓や麻薬中毒、暴力といった数多くの問題に巻き込まれている。このような状況においてトランプ大統領は表面的にはイラン国民への同情を示し、彼らの幸福を希求するとしているが、この種の人物には、できるならまず自身の問題を解決せよと告げなければならない」と述べました。

 

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