イラン国連大使、「圧力下での協議は行わない」
7月 01, 2019 14:55 Asia/Tokyo
イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、「わが国に対する圧力行使が続く限り、わが国は協議に応じない」と語りました。
タフテラヴァーンチー大使は、CNNのインタビューで、「アメリカは、核合意離脱という自身の誤った決断から本筋に立ち返るべきだ。わが国は、圧力をかけられ脅迫された状態での協議には応じない」と述べました。
また、核合意の相手側が義務の履行を遅らせていることへの対抗措置として、イラン側も義務の一部履行停止に踏み切ったことに触れ、「イランは自らの義務に違反していない。核合意に定められた条項、ならびにヨーロッパ側の約束不履行に照らし、自らの責務を縮小する権利がある」と強調しました。
さらに、EU諸国がイランとの貿易を継続するために設立された貿易取引支援機関、INSTEXの運用開始に関して、「時間がなくなりつつある。このメカニズムの運用開始に1年を有しており、ヨーロッパ側は行動を急ぎ対価を払う必要がある。そうしなければこのメカニズムは無駄になるだろう」と語りました。
そして、「イランは地域での衝突や緊張の発生を望んでいない。だが、圧力には屈しない」と述べました。
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