イラン内務相、「アメリカの制裁がイランの難民救済事業を妨害」
7月 01, 2019 21:57 Asia/Tokyo
イラン内務相が、「イランに対するアメリカの制裁が、イランの難民救済事業の妨害原因だ」としました。
ラフマーニー ファズリー内務相は1日月曜、テヘランで開催された「世界難民の日」の式典において、イランでは難民が人道的かつ平等に遇されていることに言及し、「イランは過去40年間、限られた国際的援助、強要された戦争と制裁に起因する状況の中、世界最大の難民支援国となっている」と語りました。
そして、「100万人の難民に対する識字教育、難民全員を対象とした入国以降の無料保健サービス、国民医療保険計画への難民の加入、食糧支給、およそ100万人の難民に対する身分証明書の発行、(マネー)カードのチャージなどは、難民に対するイランの広範なサービスの一部だ」と説明しました。
さらに、「国際社会は、難民の出身国への支援と自国の人的および法的義務を果たすことに加え、難民の自発的帰国に関してその義務を果たさなければならない」と述べました。
2017年7月のUNHCR国連難民高等弁務官事務所の報告によれば、イランには約100万人のアフガン移民が登録、居住していることに加え、約200万人のアフガン難民が、身分証明書を保持しないまま違法滞在しています。
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