イラン、「欧州は自らのアイデンティティを守るのための試練を課されている」
(last modified Thu, 04 Jul 2019 08:23:35 GMT )
7月 04, 2019 17:23 Asia/Tokyo
  • シャムハーニー書記
    シャムハーニー書記

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「アメリカの一方的な行動への対抗の場は、ヨーロッパにとって自らの壊れやすいアイデンティティや安全を守るための厳しい試練である」と語りました。

シャムハーニー書記は3日水曜、イランの核分野での責務縮小の第2段階の実施を前に、タスニーム通信に掲載された文書の中で、「アメリカがイランに対し制裁という違法な手段を行使していることは、テロ行為の明白な例である」と述べています。

また、「核合意など重要な国際条約からのアメリカの離脱は、世界や各国民の安全保障にとっての脅威だ」としました。

さらに、「ヨーロッパはこれまで、アメリカから侮辱され、同国の破壊的な一方的行為の影響を受けるなか、事実上、脇役的かつ消極的な役割しか演じておらず、国際関係に影響力を及ぼす、世界の重要な連合としての役割を果たすことができていない」と語っています。

シャムハーニー書記はまた、「このような傾向が続けば、ヨーロッパは失われたアイデンティティや独立性を取り戻し、現在のような侮辱的な状態を覆すために、新たな過激派の勢力が権力を掌握する可能性が高い。それゆえ、ヨーロッパでの今後の安全保障や構造上の問題の発生の責任は、直接現在のヨーロッパの指導者らにあるだろう」と述べました。

 

ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese

http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/