11月 05, 2019 16:12 Asia/Tokyo
  • サーレヒー長官
    サーレヒー長官

イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「わが国は、あらゆる分離作業能力(SWU)レベルの遠心分離機を製造できる」と語りました。

サーレヒー長官は4日月曜、イラン中部ナタンズにあるウラン濃縮施設を視察した後、記者会見し、イランには合計、作業能力60SWUの490機の新世代遠心分離機を保有することを指摘し、「イランは、新型の遠心分離機を製造するに当たって、もはやリバースエンジニアリングを使用することなく、遠心分離機を自ら開発設計する」と述べています。

また、「イランは現在、およそ500kgの濃縮ウランを保有しているが、それらのすべての濃度が4.2%というわけではない」とし、「いつの日か、これにさらに5000グラムが追加される」としました。

さらに、「イランの原子力産業は着実に進歩している」とし、「イランでは、原子力産業の分野で偉業が成し遂げられており、それは必要な折に開示される」と語っています。

そして、アメリカの核合意離脱および、ヨーロッパ側によるこの合意内の責務不履行により実施されるイラン側の責務縮小に触れ、「イランは、核合意の第26項と36項に定められた自らの権利に基づき、相手側の行動に応じて自らの責務の一部、あるいは全部を中止できる」と述べました。

サーレヒー長官はまた、イランがこれまでに縮小した責務を本来の状態に戻す可能性についても、「これらの行動の一連の側面は元には戻せない」としています。

ナタンズのウラン濃縮施設では4日月曜、サーレヒー長官の立会いのもと、新世代型の遠心分離機IR6の稼動が開始されました。

 

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