英シンクタンク、「イランが、西アジアでの力の誇示における最終的な勝者」
(last modified Sun, 10 Nov 2019 09:55:54 GMT )
11月 10, 2019 18:55 Asia/Tokyo
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イギリス・ロンドンにあるシンクタンク、国際戦略研究所が、「イランは、地域での地政学的、地政戦略学的なゲームを自国の有利になるよう進めている」としました。

国際戦略研究所の包括的な報告によれば、イランが戦略的に大きな教訓として示しているのは、イランがほかの国と違い、他国の国民の殺害や領土占領などに巨額な費用を使っていないことを挙げる。なぜなら、いずれの国の政府は他国の国民への攻撃により勢力を及ぼすことができないからです。

同研究所はまた、「中東の勢力網」と題した217ページにわたる報告書において、「イランは、自らの軍事戦略により、またアメリカやサウジアラビアに比べてはるかに少ない軍事予算で、地域の地政学的な決闘を自らに有利な状況に持ち込むことに成功している」としました。

さらに、「アメリカ国防総省も2015年の年間報告で、イランの軍事戦略に関して、同国の軍事政策があくまで防衛的なものであり、それは、他国からの軍事侵略を阻止する形で企画されていること、また、これによって敵に外交的な方策を突きつけ、同時に自らの主要な利益に関して利権を敵に与えないようにしている」とされています。

言い換えれば、イランは長年にわたり、常にアメリカやこれに同盟する地域の一部の国からの軍事侵略という危険に晒されているにも拘わらず、決して戦争を求めていないことになります。

 

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