1月 09, 2020 18:13 Asia/Tokyo
  • グテーレス事務総長(右)と握手を交わすタフテラヴァーンチー国連大使
    グテーレス事務総長(右)と握手を交わすタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使がグテーレス国連事務総長と会談し、自国民と領土の防衛に向けたイランの決意を強調しました。

タフテラヴァーンチー国連大使は、米・ニューヨークの現地時間で8日水曜午後、グテーレス事務総長と会談し、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官が、テロやテロ組織ISISとの戦いと掃討に際立った役割を果たしていたことに触れ、同司令官を地域とイランにおける比類なき英雄であるとしました。

また、「テヘランおよびそのほかのイランやイラクの諸都市において、数百万人の人々が参列してソレイマーニー司令官の葬儀が執り行われたことは、同司令官暗殺が米国の誤算だったことを物語っている」と述べました。

さらに、ソレイマーニー司令官暗殺へのイスラム革命防衛隊の厳しい報復について触れた上で、「イランは地域の安全確立を求めている。他国と戦争を始める意思はない」と語りました。

そして、(イラン・イラク戦争終結を要請した)国連決議第598号に基づき、国連事務総長がペルシャ湾岸地域の諸国間協力関係の向上に対して責務を負っていることを指摘し、グテーレス事務総長により一層の努力を求めました。

最後に、国連安保理会合出席を予定していたイランのザリーフ外相に米国がビザを発給しなかった事を指摘し、「国連事務総長には、このような国際合意・協定に対する歴然とした違反に対し、もっと積極的かつ厳正な対処をするよう求める」としました。

一方のグテーレス事務総長も、西アジア地域での安定確立に向けたイランの努力に感謝し、地域単位の平和構想としてイランが提唱した「ホルモズ平和構想」を、地域の緊張緩和に寄与するものとして評価しました。

 

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