イラン外務省「アフガニスタンでの永続的な和平合意は、アフガン人同士の協議を通じてのみ達成される」
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イラン外務省
イラン外務省は、米国とタリバンの合意に対する反応として、「アフガニスタンでの永続的な平和協定は、タリバンを含む同国の各政治グループが参加し、アフガニスタンの近隣諸国にも配慮しながら、アフガニスタン人同士の対話によってのみ達成される」と強調しました。
イラン外務省は1日日曜の声明で、「イランは、アフガニスタンの平和と安定に関するあらゆる変化に対し支援を行い、その点において、アフガニスタンのリーダーシップと所有する権限の下で払われる努力を歓迎し、支持する」と発表しました。
この声明は、アフガニスタンにおける外国軍の駐留を違法、かつ国内の戦争と政情不安の主な理由の1つであるとしたうえで、「これら勢力の撤退はアフガニスタンでの平和と安全を達成するためには不可欠であり、イランはこれら勢力の撤退の下地を整えるためにあらゆる手段を講じ、 この国の平和に貢献する」としています。
さらに声明では、「アメリカの行動は、アフガニスタンでの自国軍の駐留を合法化する試みであり、アメリカは和平協定への署名や、アフガニスタンの将来を決定するための法的な地位を持たない」ともされています。
そして、「国連は、アフガニスタン人同士の交渉を促進し、合意に達した協定の実施を監視し、保証するに適した能力を持っている」も述べています。
この声明で、イランは、アフガニスタンの主権と領土保全を尊重しながら、国家安全保障戦略に沿ったアフガニスタンの平和、安定、安全保障の確立に支援を提供する用意があることを発表しています。
イラン外務省はまた、近隣諸国と友好的な関係を持ち、テロを根絶できる政府がアフガニスタンに設立されることへの希望を表明しています。
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