イラン外務省報道官が、米国の制裁に対する非同盟諸国の一部メンバーの対応を批判
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ムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官は、米国の制裁に対して非同盟諸国の一部メンバーが責任を果たしていないことを批判し、「新型コロナウイルスの大流行は、すべての国が支障なく取り組むべき世界的な課題だ」と非難しました。
ムーサヴィー報道官は18日水曜、イラン外務省が国内で感染が拡大するコロナウイルスと闘い、障害を取り除くため努力していることを強調し、「イランはアゼルバイジャン共和国を通じ、非同盟諸国の今期議長国として加盟各国に声明を出し、一方的な米国の制裁に反対するよう要請した」と語りました。
そして、「同時に非同盟諸国に対し、世界的な問題としてコロナウイルスと戦うために、イランに対する違法かつ一方的な制裁を停止するよう米国に求めることを要請した」と述べました。
ムーサヴィー報道官は、非同盟諸国の一部メンバーが合意を守っていないことを指摘し、「遺憾なことに、サウジアラビア、バーレーン、モロッコ、イエメンのハーディ政権など、一部加盟国は正式にこの声明の発表に反対して非同盟運動の合意事項を無効にした」と批判しました。
また、コロナウイルスとの闘いにおいて、これまでイランに連帯と同情を表明してきた各国に謝意を述べるとともに、「主にイランの隣国である数か国のアラブおよびイスラム諸国の政府が、危機的状況にあるイラン国民にこうした態度をとっていることは甚だ遺憾だ」と述べました。
ムーサヴィー報道官は最後に、「この世界的な流行との戦いが中断あるいは敗北した場合、それは世界的な大惨事になる。それに耐えうる国はないだろう」と強調しました。
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