イランとパキスタンの首脳が電話会談、両国関係の発展を強調
4月 29, 2020 21:06 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領とパキスタンのカーン首相は、両国間の関係の発展と深化を求めるとともに、新型コロナウイルスと闘うための経験、知識、技術の共有と移転の必要性について強調しました。
ローハーニー大統領とカーン首相は29日水曜日、電話での会談で、両国国境および国境市場を再開し、健康ガイドラインに従いながら通商関係を強化する必要性を強調しました。
また続けて両首脳は、イスラム教徒に対するあらゆる差別と圧力を非難しました。
ローハーニー大統領はこの電話会談で、イランに対する米国の非合法な制裁に反対の立場をとるパキスタン政府に感謝の意を表明するとともに、イランとパキスタンの間の通商及び経済関係がこれまで以上に発展していくことを願うと表明しました。
カーン首相も、健康ガイドラインに従った両国国境での通商活動及び国境市場の活動の再開を歓迎し、「両国間の取引の再開は、現在新型コロナウイルスにより多くの問題に直面しているパキスタン経済に大きな助けとなる」と述べました。
カーン首相はまた、このような厳しい状況の中で、イランに対し米国が制裁を課し、経済的圧力を高めていることを非難し、「パキスタンは、米国の措置に対峙するイランを支援するのが己の義務だと考えている」と語りました。
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