視点:ベネズエラへの石油製品の送付による、世界に向けたイランのメッセージ
-
イランのベネズエラへの石油の送付
元外交官で日本エネルギー経済研究所の副センター長は、イランのベネズエラへの石油の送付は、イランの石油貿易が合法であることを示していると語っています。
昨日25日月曜、ベネズエラに向けてガソリンを積載したイランのタンカーの第1隻目が、米国からの脅威にもかかわらず、同国の海岸に投錨しました。 この動きはトランプ政権の一方的な制裁に重大な問題を引き起こし、イランとベネズエラから世界の他の国々に重要なメッセージを送ることにつながりました。
イランの1隻目のタンカーがベネズエラに到着した後、同国の当局や国民は幸せを顕わにし、イランの政府と人々に様々な感謝のメッセージを送るとともに、イランの人々と政府との連帯を表明しました。
ベネズエラのアレアサ外相は、「イランとベネズエラは常に困難な時期にお互いを支えてきた」と語りました。
米国からの脅威にもかかわらず、米国の裏庭である南米のベネズエラに燃料を輸送することは、米国の政策にとって重大な挑戦となっています。
米国の脅迫を受け、イランの様々な政府及び軍当局者がホワイトハウスに対し、イランの石油タンカーに対する米国のあらゆる妨害はイランからの断固たる報復を受けるだろう、と警告したことは注目に値します。
法的操作、政治的および外交的活動を超えて、イランは、明確なメッセージを発信しています。それは、海賊行為は国際法の管轄、支配に対する一つの挑戦であるだけでなく、独立国家としてのイランの政治的および商業的権利に対する脅威でもあり、それは他の国にも当てはまる、ということです。言い換えれば、国際社会が貿易における海賊行為を容認してしまった場合、海事法の原則はもはや無意味になります。
元外交官で日本エネルギー経済研究所中東研究センターの坂梨 祥副センター長は、特に米国の脅威と一方的な行動に対抗するイランの行動の政治的意義とメッセージについて、メフル通信に、「イランの行動のメッセージは、イランの石油貿易は合法的な措置であり、 イランは石油の顧客がいれば大西洋の向こう側であっても、その石油を売るだろうということだ」と語りました。
また、二国間の合法的貿易を停止させるための米国の一方的な脅威と措置が国際法と国際的権利に沿ったものか否かという質問に対し、「法的側面はともかく、主な問題は米国が強行に制裁を課していることだ。 米国は簡単には国際社会の支持を得られないことが分かっているので、すぐに行動を起こすつもりはない」と答えています。
また、世界の石油市場に対するイランの石油タンカーへの起こりうる米国の行動の影響について、「米国はイランの石油タンカーのルートに対して物理的な行動をとらないだろう。 アメリカ人は通常、組織と個人を標的とし、その財産と資産を没収する」とも語りました。
最後に、「米国財務省がこの点に関して行動を起こす可能性があるが、この行動は世界のエネルギー市場に即時の影響を及ぼすことはできないだろう」としました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj