イランとアメリカ
イラン外務省報道官「イランは米が繰り返す制裁に屈しない」
6月 10, 2020 17:54 Asia/Tokyo
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ムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官が、イランの石油タンカーや海運会社に対するアメリカの追加制裁に反応し、「米政府高官は、これまでの制裁を繰り返して、自身を煩雑にしているだけだ。イラン側はこうした制裁や圧力に屈することはない」としました。
米国財務省の外国資産管理室(OFAC)は、以前に同省が制裁対象としていたイランの貨物船や石油タンカー125隻に対し、再度、新たな制裁を追加しました。
ムーサヴィー報道官は10日水曜、IRIB通信のインタビューで、「米国は一度、イラン国民に制裁を科した。その後、この制裁の中で、イランの政府高官や市民を個人制裁のリストに加えている」と語りました。
また、米政府高官に対し、一方的かつ違法な行動および規則をもてあそぶのは止めるのが得策だと勧告し、「あなた方の制裁は効果がなく、国際レベルでの支持を得られていない」と述べました。
さらに米国の一方的かつ違法な制裁が、イランに対するものである以上に、米国自身と国際取引に対するものでもあると指摘し、「国際社会は、自らに立ち返り、米国が一方的に制裁を科し、制裁実行を他国に強制するのを阻止すべきだ」と語りました。
そして、イランの国境警備隊に言及し、国家の安全保障の分野で誰とも妥協することはない、と強調し、「近隣諸国の市民の一部がイランへの違法な入国を試みている。だが、イランの治安部隊はこの問題への対処において一切妥協しない」と先の事件を念頭に指摘しました。
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