イラン外務省報道官が国連の体質を批判、「サウジと米は国際メカニズムを嘲笑している」
6月 17, 2020 18:31 Asia/Tokyo
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ムーサヴィー報道官
イラン外務省のムーサヴィー報道官は、特定の国や勢力の影響を受けやすい国連の体質を批判し、「サウジアラビアは金で、米国はいじめで国際メカニズムを嘲笑している」と述べました。
ムーサヴィー報道官は17日水曜、自身のツイッターに投稿し、「国連事務局は、イランに対する根拠のない主張がなされた数日後、サウジ主導アラブ連合軍が何百人ものイエメンの子どもの殺害を認めているにもかかわらず、イエメンでのこの連合軍の行動に目をつぶった」と記しました。
国連のグテーレス事務総長は国連安保理への年次報告において、「サウジ主導アラブ連合軍は、空爆によるイエメン人の子どもの死亡や、四肢欠損などの例が減少したことを受け、ブラックリストから除外される」と述べました。
さらに、「サウジ主導連合軍は、子どもを守るための措置を講じている」とも説明しました。
国連は2017年10月、イエメン国内の数十の学校への攻撃、また少なくとも683人のイエメン人の子どもを殺害したことを理由に、サウジ主導アラブ連合軍を、子どもの権利侵害者のブラックリストに加えていました。
イエメン保健省によりますと、2015年3月にサウジ主導アラブ連合軍がイエメンを侵略して以来、7732人を超える子どもが死傷、250万人の子どもが栄養不良に陥っています。
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