南アーザーデガーン油田開発契約が締結
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南アーザーデガーン油田開発契約が締結
イラン南西部・南アーザーデガーン油田の開発、及びイラン最大の石油・天然ガス処理プラントとなる中央生産・加工プラントの建設契約の調印が行なわれました。
IRIB通信によりますと、20日月曜テヘランで、南アーザーデガーン油田開発の完成に向けた契約が、イランのザンゲネ石油相、イラン国営石油会社のキャルバースィヤーン社長の立ち会いのもと、プロジェクトの施主、ゼネコン、請負業者らによって締結されました。
9億6,100万ドル相当の同契約の目的は、今後30か月で日量32万バレルの原油と2億立方フィートの天然ガスを生産することとされています。
この式典では、この契約とは別に、石油技術開発会社とペトロパース会社の間で、イラン国内最大の石油・天然ガス処理プラントとなる中央処理工場(CTEP)の建設契約も締結されました。
3億ドル相当のこの契約は、日量32万バレルを処理する工場を30か月で建設することになっています。
ザンゲネ石油相はこの南アーザーデガーン油田開発の契約締結式典で、「南アーザーデガーン共同油田のリサイクル率が10%増加することによって、この油田からの生産量は27億バレル増加し、収益は1兆ドルを超える」と語りました。
南アーザーデガーン油田は、イラク国境に近く、アフワーズの西80 kmのカールーン西部で最も重要な共同油田であり、陸地に存在、その総面積は1,125平方キロメートルにも及びます。
2017年にイラン国立石油会社とフランス・トタル社との間で締結された契約に基づき、両者は油田開発に50億ドルを投資する必要がありました。しかし、イランの石油産業を標的にした米国の一方的な制裁が開始された結果、この契約はキャンセルされてしまいました。
イラン国立石油会社は南アーザーデガーン油田の開発のため、国内企業のポテンシャルに望みを託しています。
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