在ウィーン国連イラン代表、「IAEAはサウジの秘密裏の核計画を透明化すべき」
8月 09, 2020 04:42 Asia/Tokyo
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サウジアラビアの核施設
在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表が、IAEA国際原子力機関に対し、サウジアラビアの秘密裏の核計画の透明化および、加盟国に対するその結果報告を求めました。
IRIB通信によりますと、ガリーブアーバーディー代表は「サウジアラビアは、極めて不透明な核計画を拡大、実施している」とし、「サウジは、NPT核兵器不拡散条約の加盟国であり、またIAEAとの相互間包括的合意を実施中であるが、今なおIAEA規約上の査察を受け入れない」と述べています。
また、「サウジは、IAEA側から数年間繰り返し要求されているにもかかわらず、IAEAに対する査察許可を出すべく自らの責務を修正していない」と語りました。

そして、「サウジ国内には、イエローケーキ(ウラン精鉱)の製造を目的とした、稼働中の原子炉はない」とし、「この問題は、核の分野でのサウジの秘密裏の行動や、IAEAの査察の不許可、さらには地域での情勢不安を招く活動などとともに、同国での秘密裏の核兵器製造計画の存在に関する懸念を強めることになる」としています。
最後に、「サウジが原子力エネルギーの平和利用を求めているなら、IAEA関連の責務を受諾し、完全に透明化された形で行動すべきだ」と述べました。
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