イラン石油相、「米国が押収した貨物は我が国のものではない」
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イランのザンゲネ石油相は、イランの石油タンカーを拿捕したとの米国の主張に反論し、「米国は自国の勝利の達成のためこの主張をしたが、問題の船舶も積載貨物もイランのものではなかった」と述べました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
8月 18, 2020 18:35 Asia/Tokyo
  • ザンゲネ石油相
    ザンゲネ石油相

イランのザンゲネ石油相は、イランの石油タンカーを拿捕したとの米国の主張に反論し、「米国は自国の勝利の達成のためこの主張をしたが、問題の船舶も積載貨物もイランのものではなかった」と述べました。

ザンゲネ石油相は17日月曜、「イラン製ガソリンを含むこれらの貨物は、FOBでベネズエラに販売され、その費用の決済も完了している。実際には、米国はベネズエラの財産を差し押さえたことになる」と説明しました。

FOB(Free On Board本船渡し)とは、船積み貨物の引き渡しで使われる国際的な取引条件の1つであり、輸出港で、買い手の指定する船舶に貨物を積み込むことによって契約が完了し、運賃および保険料は買い手が負担します。

米国は、安全保障理事会での対イラン器制裁の延長に失敗したのと時を同じくして、イランが所有する4隻の石油タンカーを拿捕したと主張しました。

これに先立ち、イランのローハーニー大統領は、米国によるこの虚偽の申し立ては、安全保障理事会での米国の屈辱を隠すためのものである、としました。

対イラン武器制裁延長のために提案された米国の決議案は14日金曜夜、棄権11票、賛成2票(米国、ドミニカ共和国)、反対2票(ロシア、中国)により否決されました。

 

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