9月 01, 2020 17:31 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー国連大使
    タフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使は、「過半数の安全保障理事会メンバーの法的議論および安保理議長の総括に基づき、米国は過去の制裁を復活させるためのメカニズムの発動資格を有していない」と語りました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー国連大使は先月31日月曜、安全保障理事会の年次報告書を検討するための国連総会での演説で、西アジアにおける米国の破壊的行動の数々について説明しました。

タフテラヴァーンチー国連大使は、2019年の米国によるイランの領海、領空への違法侵入に言及し、「米国はイランに対する危険行為を真剣に行おうとし、米大統領の直接命令によるテロ行為において、ソレイマーニー司令官などといった地域でのテロリスト対策における英雄を殉教させた。ほとんどの法学者は米国のこの行動を国連憲章および国際法への明確な違反であるとしたが、安全保障理事会は沈黙を決め込んだ」と述べました。

また、安保理決議2231と核合意の違反における米国の行動を列挙し、「アメリカはその工作を継続することで、対イラン武器制裁行使を要求する決議案を提案したが、これは13の理事国により否決された」述べました。

先月25日、西アジア問題をめぐって開催された国連安保理会議で、ロシアと中国は安全保障理事会の当時の議長に、紛争解決メカニズムを発動するために米国が出した書簡に関し、情報を提供するよう求めました。

当時の安保理議長であったディアン・ジャニ・インドネシア国連大使も、「安全保障理事国の過半数が米国の要求に反対したことから、この問題についてこれ以上の措置を取ることはできない」と述べました。

ポンペオ米国務長官が最近、安保理決議2231に基づき本年10月18日に期限切れとなる対イラン武器制裁の延長工作は失敗に終わり、安保理メンバーにより反対されました。

 

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