イラン最高指導者、「勝利を伴う防衛はイラン国民のアイデンティティをなす」
イランイスラム革命最高指導者が、「勝利を伴う防衛は、イラン国民のアイデンティティの一端をなす」と語りました。
ハーメネイー師は21日月曜、「聖なる防衛(1980年代のイラン・イラク戦争を指す)」や抵抗の先駆者らを表敬・表彰する式典にオンラインで参加し、「イラン国民は、イラクとの聖なる防衛において、東西の超大国やその属国を相手に抵抗し、堂々たる勝利を収めた」と強調しました。
また、「野望に満ちたイラクの旧独裁者サッダームは、アメリカをはじめとする超大国の手先に過ぎなかった」とし、「イラン国民との戦いの主要な相手、即ちわが国のイスラム革命で打撃を受けたアメリカ、そして地域でのイラン・イスラムという新興アイデンティティの出現を懸念する大国、NATO北大西洋条約機構やそのほかの東西ヨーロッパ諸国こそが、イスラム体制やイスラム革命の打倒を目的としてサッダームにイランへの攻撃をけしかけた」と述べました。
そして、「敵が対イラン戦争を開始した目的は、イスラム共和制の打倒、再度のイラン支配、イランの分裂にあった。だが、彼らはイラン領のごくわずかさえも占領できず、イランやイラン国民を一歩たりとも退却させることが叶わなかった」と語りました。
ハーメネイー師は最後に、開戦前のアメリカとサッダームの合意文書を指摘して、「8年間の戦争中も、西側や東側陣営によるイラク・旧バアス党政権への資金・軍事・情報分野での支援は、アラブ首長国連邦、クウェート、サウジアラビア、その他のルートを介して続けられた」と述べました。
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