イラン大統領、「今や米国が、サッダームの妄想と誤算を継承」
9月 23, 2020 20:28 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領は、イランを標的にした米国の経済制裁を指摘し、「ホワイトハウスを支配する者たちの妄想と誤算は、彼ら自身が破壊したサッダーム政権の行動にそっくりだ」としました。
ローハーニー大統領は23日水曜の閣議で、イラクの元サッダーム政権が仕掛けたイラン・イラク戦争の主な原因が「妄想と誤算」にあったとし、「サッダームはこの幻想と誤算で恥をさらし、自滅した。その後、地域の彼の支持者が一人一人やって来て、後悔の念を露わにした」と強調しました。
また、今この時も、まさにこの妄想がホワイトハウスの支配者たちによって繰り返されている、と指摘し、「米国政府は過去2年間で同様の妄想と誤算により全面的な経済戦争を開始した。だが、その結果は極めて明らかだ」と述べました。
そして、安全保障理事会と国連でのイランに対する米国の失態に言及し、「今日、米国の偉大さ、保持していると思い込んでいた世界に対する覇権は崩壊した」と強調しました。
さらに、イラン国民は抵抗によって、8年間におよぶ聖なる防衛戦争のなかで、軍事と防衛の双方で偉大なる歴史的勝利を達成した、と述べ、「今日も、イラン国民は政治、法律、そして外交の分野で大いなる成功を手にしている」と語りました。
ローハーニー大統領は、「イランは一度も戦争を始めたことはない。イラン国民はこの経済戦争にも抵抗をもって勝利を収めるだろう」と述べました。
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