10月 01, 2020 15:40 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領とアルメニアのニコル・パシニャン首相
    ローハーニー大統領とアルメニアのニコル・パシニャン首相

イランのローハーニー大統領は、アルメニアとアゼルバイジャンとの間の紛争、衝突について懸念を表明し、「この問題への外国の干渉は状況を複雑化する」と述べました。

ローハーニー大統領は30日水曜、アルメニアのニコル・パシニャン首相との電話会談の中で、西アジア地域の平和、安定、安全の重要性を強調し、「この地域には新たな戦争や情勢不安に耐える力はない」と語りました。

そして、ナゴルノ・カラバフ紛争をめぐるアルメニアとアゼルバイジャン両国の長年にわたる対立を指摘し、この問題に関する対立の解消ためには、国際法と領土保全の枠組みの中で、紛争の解決策を見つけなければならないとし、「イランにとってこの衝突の停止は重要である。イランは、この道においてアルメニアとアゼルバイジャンが理知と自制をもって歩みを踏み出すことを期待する」と述べました。

また、戦争は問題、緊張、紛争を解決する方法ではないことを強調し、「この問題への外国の介入は、問題の解決を助けないばかりか、紛争や緊張を長引かせ、状況を複雑にする」と述べました。

さらに、イランとアゼルバイジャンおよびアルメニアとの関係の重要性と長い歴史について触れ、「イランには、友好国である二つの隣国の意向に沿った建設的な役割を果たすための準備がある」と発表しました。

アルメニアのパシニャン首相も、同国とアゼルバイジャンとの軍事衝突に端を発する最近の情勢変化を指摘し、いかなる緊張や紛争も西アジア地域のすべての国に損害を与えるとし、暴力を停止させるための実戦的なイニシアチブを歓迎する、としました。

また、アルメニアとアゼルバイジャン共和国との間の対立へのすべての外国の干渉について懸念を表明しました。

 

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