10月 05, 2020 19:30 Asia/Tokyo
  • ハティーブザーデ報道官
    ハティーブザーデ報道官

イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、イランはナゴルノ・カラバフをめぐりアルメニアとアゼルバイジャン両国が紛争状態にあることを指摘し、「わが国は、アゼルバイジャンとアルメニアの衝突をなるべく早期に終結させるための計画を用意している」と語りました。

ハティーブザーデ報道官は5日月曜、記者会見し、アルメニアとアゼルバイジャン間の軍事衝突に関して、「イランは、今回の紛争の当事国であり、地域内で関係国のすべてと良好な関係を有している数少ない行動国、すなわち積極的に行動している国のひとつだ」と述べました。

また、「ナゴルノ・カラバフ紛争に軍事的な解決手段はない」とし、「この地域をめぐる紛争解決に向けたイランの計画は、アゼルバイジャンの領土保全の維持、軍の撤収、そして協議の開始という枠組みでのものだ」と強調しました。

さらに、「全ての国が、この紛争の沈静化に向けて協力する必要がある」とし、「イランは、アルメニアとアゼルバイジャンに隣接するわが国北西部の国境地帯の情勢を、この問題の関係方面それぞれと密接な交渉を続けながら注視している」と語りました。

アゼルバイジャン領内にあるアルメニアの実行支配地ナゴルノ・カラバフの領有権をめぐって、両国は1988年以降、長い間対立してきました。

この紛争の新ラウンドは先月27日に始まり、これまでに双方の軍から多数の死傷者が出ています。

 

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