10月 07, 2020 18:47 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領
    ローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、「わが国の国境地帯にテロリストが存在するのを許さない」と強調しました。

ローハーニー大統領は7日水曜、閣議において、現在ナゴルノ・カラバフをめぐって紛争中のアゼルバイジャンとアルメニアの政府高官らとの協議に触れ、「これらの協議において、アゼルバイジャンの領土保全が強調された。しかし、イランの立場はあくまでも、衝突や戦争では問題は何一つ解決されず、それ以外の道を模索すべきというものだ。わが国はこれに関して協力する意向である」と述べました。

また、「イランは、わが国が長年シリアで戦ってきたテロリストを一部の人々が口実を設けて、イラン国境へと移動させることを許さない。これは断じて容認できないものであり、また近隣諸国の責任者らにもはっきりと通告済みだ」としました。

さらに、アゼルバイジャンとアルメニアの衝突が地域紛争に発展する危険性に警告し、「この衝突の激化を目論む輩は、衝突の継続が誰の利益にもならず、政治的に終結すべきものであることに注目すべきだ」と語りました。

また、イランにとって、戦争や占領行為は容認できないものであるとし、現在の努力をもって地域が安定を取り戻すよう希望する、と述べました。

ローハーニー大統領は6日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と電話会談し、予想される他国によるナゴルノ・カラバフへの介入と、この衝突が地域紛争に発展することに懸念を示し、「特にイラン北部国境地帯を初め、地域の安全と安定、平穏は、わが国にとって極めて重要である。このような紛争や国境地帯での紛争が、一部のテロ組織の勢力拡大を促すものとなってはならない」と述べました。

 

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