10月 12, 2020 14:26 Asia/Tokyo
  • ハティーブザーデ報道官
    ハティーブザーデ報道官

イランのハティーブザーデ外務省報道官が、アルメニアとアゼルバイジャン共和国の間で合意した停戦への違反に遺憾の意を示しました。

今月9日金曜、ロシアの仲介により、モスクワでアゼルバイジャンとアルメニア外相を交えた10時間に及ぶ3者協議が開催されました。

協議の後、ラブロフ露外相が共同声明を読み上げ、「当事国双方の合意に基づき、アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノ・カラバフにて、現地時間の10日正午より停戦を開始する」と発表したものの、その後まもなく、衝突が発生する事態となっていました。

ハティーブザーデ報道官は12日月曜、この停戦違反に反応し、「イランは、アゼルバイジャンとアルメニアの間で停戦違反が起こったことを遺憾に思う」とし、両国に対し自制を求めました。また、各都市の住宅地や重要なインフラへのミサイル攻撃や民間人の殺害を非難し、犠牲者の遺族に対し哀悼の意を示しました。

そして、「イランは改めてこのたびの紛争当事者の双方に対し、停戦遵守とともに、国際法に基づく協議や相互間の領土保全の尊重、そして占領した都市からの撤退を開始するよう求める」と述べました。

さらに、「わが国は、地域の恒久平和や問題解決に向けて、アルメニアとアゼルバイジャンの交渉の円滑化に協力する用意がある」としました。

 

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