イラン最高指導者、「預言者侮辱に対するイスラム教徒の怒りは、イスラム共同体が生きていることの証」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イスラムの預言者ムハンマドへの侮辱に対するイスラム教徒の抗議や怒りは、イスラム共同体が生きていることの証である」と語りました。
ハーメネイー師は3日火曜、預言者ムハンマドおよびシーア派6代目イマーム・サーデグの生誕日にちなんでの演説において、「今日、イスラムの主要な敵は覇権主義者やシオニズムであり、彼らは全力を挙げてイスラムに対抗、敵対している」と述べています。
また、フランス・パリにてイスラムの預言者を侮辱する風刺漫画が発行されたことに触れ、「ある漫画家が1つの過ちを犯したが、この問題は一人の芸術家の退廃や逸脱のみでは済まされず、このような誤った行動を政府高官も公然と支持するという、国家政策の問題である」としました。
さらに、「フランス政府は、この問題を人権や表現の自由に関係付けているが、これこそはま世界で最も暴力的なテロリストを庇っているという政策以外の何ものでもない」と語っています。
そして、「このフランス政府こそが、イラン・イラク戦争時代にイラクの旧独裁者サッダームという冷酷な狼に、最大の支援を行っていた」とし、「一漫画家による犯罪行為や文化的暴力を擁護するという行動は、サッダームやイラン反体制組織(MKO)モナーフェギンへの支援と表裏一体である」と述べました。
ハーメネイー師はまた、「これらのテロリストこそは、大統領や司法府長官、首相やそのほかの政府関係者、そして街中や市場で1万7000人もの市民を殉教に至らしめた輩に他ならない」としています。
最後に、「こうした出来事に対するイスラム共同体の抗議や憤激は、イスラム世界が生きていることの証である」と結びました。
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