イラン外相、「アメリカに賠償を求める」
4月 25, 2016 19:08 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、「イランは、アメリカ政府がイランの資産に手をつければ、賠償を請求する」と述べました。
ザリーフ外相は25日月曜、テヘランで、マケドニアのポポスキー外務大臣と共同記者会見を行い、「イランはアメリカにイランの資産を保護する責任があると考えており、もしその資産に手がつけられるなら、必ず必要な時期に、この国の政府に対して賠償を請求するだろう」と述べました。
また、イランの20億ドルの資産の横領問題に関するケリー国務長官との話し合いについて触れ、「残念ながら、イランに対するアメリカの裁判所の国際法に反する決定には長い歴史がある」と述べました。
さらに、アメリカ同時多発テロへのイランの関与に関するアメリカの裁判所の主張について触れ、「これはアメリカの裁判がどれほど政治化されているかを示しており、裁判所は提示されている主張とは異なり、法的な問題に関係がなく、その決定は政治的なものだ」としました。
一方のマケドニアのポポスキー外相も、この記者会見で、中東の移民問題とこの問題に関するEUの政策について触れ、「中東やその他の地域に存在する危機は軍事的な手段では解決されない。それらを解決するために、これらの危機は早期に停止されなければならない」と述べました。
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