12月 05, 2020 15:27 Asia/Tokyo
  • 在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表
    在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表

在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表が、IAEA国際原子力機関によるイラン核計画関連の詳細な情報の不要不急の公開を防止するよう求めました。

ガリーブアーバーディー代表は、グロッシIAEA事務局長宛に書簡を送付し、傑出したイラン人核科学者の故モフセン・ファフリーザーデ氏のテロ暗殺が、前提条件なしの透明なかたちで糾弾されるべきだとしています。

また、明白たる根本的な複数の証拠からこのテロ攻撃にシオニスト政権イスラエルが関与していることが示されていることに触れ、「IAEA及びその加盟国はイランに対し、即刻果たすべき根本的な責務を有している。それは、イランが最高レベルでの査察を受け入れているからだ。だが一方で、イラン人科学者らはテロ攻撃、あるいはテロ暗殺の脅威にさらされており、イランの核施設に対してもかく乱や破壊が示唆されている」と述べました。

この書簡ではさらに、「ファフリーザーデ氏のテロ暗殺は、2010年、2011年、2012年という10年ほど前の時期に発生した複数のイラン人核科学者のテロ暗殺により始まったテロ攻撃の継続であり、これは国際社会や関係国際機関にしかるべき形で注目されるべきだ」としています。

そして、「IAEAによる機密情報の守秘義務は、極めて重視されるものだ」とし、「IAEAに対しては、その報告書においてのイラン核計画に関する詳細な情報の不要不急の公開、というやり方を即時停止することが強く期待される」と語りました。

最後に、「イランは、国連憲章や国際法に照らし、今回のテロ攻撃への報復に必要なあらゆる措置を講じる根本的な権利がある、と考えている」と強調しています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://urmedium.com/c/japaneseradio

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

タグ