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イラン北西部の町サルドルード;世界の手織り絵画絨毯の都 (写真)
12月 05, 2020 17:13 Asia/Tokyo
イラン北西部・東アーザルバーイジャーン州サルドルード市は、世界最大の手織り絵画絨毯タペストリーの産地です。
イラン国際通信・イランプレスによりますと、東アーザルバーイジャーン州の中心都市タブリーズの南西8kmにあるこの市は、およそ3万5000人の人口を擁しています。
イランで製造される絨毯絵画全体の85%以上は、この市で生産されています。
現在、同市内では、およそ約800の工房がこの芸術品を生産しており、これらの工房で出来上がった製品は国内はもとより、中国、日本、ドイツ、そしてペルシャ湾岸を中心としたアラブ諸国や東南アジアに輸出されています。
ここで生産される絵画絨毯のモチーフとなっているのは、主に風景や動物、花、人物、肖像、世界の著名な画家の作品や合成画で、これらは独自の人気を集めているとともに、この町の絨毯絵画製造職人は顧客の趣向や好みに合わせた美しい工芸品を創作します。
サルドルード市は、世界における絵画絨毯の都として知られていますが、それはこの町の絵画絨毯製造芸術が独自性を持ち、ほかに並ぶものがないことによりますと、
この市の絨毯絵画芸術は、名称の保護に関するリスボン条約に基づき特許権、商標権、著作権などの知的財産に関する国連の専門機関・WIPO世界知的所有権機関にも登録されています。
なお、2017年にはサルドルード市にて、この国際的な芸術品の公開が行われました。
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