12月 20, 2020 20:18 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラーヴァンチー国連大使
    イランのタフテラーヴァンチー国連大使

イランのタフテラーヴァンチー国連大使は、制裁回避策として創設した特別目的事業体・INSTEXのヨーロッパ当事国によるその有効性の証明の必要性を強調し、「イランは核合意から経済的利益を享受すべきだ」と述べました。

イルナー通信によりますと、タフテラーヴァンチー国連大使は、グテーレス国連事務総長と(ジェリー・マティラ(Jerry Matthews Matjila)南アフリカ国連大使兼国連安全保障理事会の持ち回り議長に宛てた書簡の中で、安保理決議2231に関する国連事務総長の第10回報告書に対するイラン側の評価について説明しました。

イランの核合意に続いて採択された国連安全保障理事会決議2231に従い、国連事務総長は、6か月ごとにこの決議の実施方法について安全保障理事会に報告することが義務付けられています。

これに関する会合は22日火曜に予定されています。

イランのタフテラーヴァンチー国連大使は、米国は核合意への重大な違反者であると述べ、「イランによる核合意の責務削減は、他の当事者による合意違反の結果であり、核合意に規定されたイランの権利に従ったものである」と述べました。

そして、核合意で想定されているイランとの経済関係の継続とInstexシステムの確立を保証するというヨーロッパ諸国の公約に言及し、「設立から2年を迎える今その有効性を証明しなければならない」と強調しました。

また、殉教したイラン核科学者ファフリーザーデ氏のテロ暗殺にも言及し、「この報告書でのこの問題の提起の仕方はまったく十分ではない。 このテロ事件は、今年1月のソレイマーニー司令官のテロ暗殺事件とともに、露骨なテロ犯罪であり、明確かつ言葉を選ぶことなく非難されなければならない」と語りました。

今年1月3日、イラク当局者の公式招待でイラク訪問中だったイランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は、イラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官および他の8人の同行者とともに、イラクのバグダッド空港付近で米国の侵略的テロリスト軍の空爆により殉教しました。

先月27日にも、イラン国防軍需省研究開発機構の長官であったモフセン・ファフリーザーデ氏が、テヘラン近郊でのテロ攻撃により殉教しています。

 

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