イラン国会議長、「ソレイマーニー司令官テロ暗殺は、国家テロの実例」
ガーリーバーフ国会議長が、「アメリカによる、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官のテロ暗殺は、組織化された国家テロ、並びにイラクの国家主権と独立に対する歴然とした侵害であるとともに、イランの国家主権侵害でもある」と語りました。
ガーリーバーフ議長は、4日月曜に公開された国連事務総長、各国の国会議長やIPU列国議会連盟議長、イスラム諸国議会同盟PUIC事務局長に宛てた書簡において、「アメリカ政府は昨年1月3日、目的ある組織化されたテロ行為において、わが国の軍幹部司令官の1人である故ソレイマーニー司令官およびその同行者らを、イラク・バグダッド国際空港の非軍事区域にて、ミサイル攻撃によりテロ暗殺した」と述べています。
また、ソレイマーニー司令官が当時、イラク政府の招聘によりバグダッドを訪問していたことにも言及し、「このイラン軍幹部司令官は近年において、最高位のイラン軍事顧問として、イラクの政府や武装軍とともに、同国でのテロとの戦いで重要な役割を担ってきた」としました。
さらに、「ソレイマーニー司令官のテロ暗殺は、国連憲章や一連の国際条約への違反に当たる」とし、「このテロ行為は、テロ対策に向けた国際社会の努力や、地域の安全と平穏、国際関係における法の支配に甚大な打撃を与えたとともに、世界の平和と安全を深刻な危険に陥れた」と語っています。
最後に、この書簡においてアメリカ政府による国家テロを非難するとともに、この類の悲惨なテロ事件の再発防止に向けた各国の国会や国際社会の努力の必要性を強調しました。
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