4月 30, 2016 18:39 Asia/Tokyo
  • アメリカ国務省報道官、「イランの資産押収は、アメリカの法と国際法に則ったものだ」

アメリカ国務省のトナー副報道官が、「イランの資産押収というアメリカ裁判所の判決は、アメリカの法や国際法に則ったものだ」と主張しました。

ファールス通信によりますと、トナー副報道官は、29日金曜、イランの資産押収というアメリカ最高裁の判決に抗議したイラン外務大臣の国連事務総長に宛てた書簡に対し、「この判決は、国際法に則ったものだ」と主張しました。

トナー副報道官は、「我々は、アメリカの法と最高裁判所によるその行使は、国際法に則ったものだと考えている」と語りました。

ザリーフ外相は、29日、パン事務総長に宛てた書簡の中で、国連が、ふさわしい努力により、アメリカ政府に対し、国際的な取り決めを遵守するよう呼びかけることを求めました。

こうした中、ドゥジャリク国連事務総長報道官は、29日、ザリーフ外相の書簡を受け取ったことを認め、記者団に対し、「明らかに、我々はそれを検討するだろう。国連にふさわしい努力は、常に、双方の問題や緊張を解決するための通常の流れに従い、彼らの要請に基づいて行われている」と述べました。

アメリカ最高裁判所は、20日水曜、1983年のレバノン・ベイルート爆発事件の犠牲者の遺族に対する賠償金を、イランの凍結資産から支払わせることを認めました。

イランは、レバノンにあるアメリカ軍基地で起き、アメリカ兵241名が死亡したこの爆発事件への一切の関与を否定しています。

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