2月 24, 2021 18:42 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラヴァーンチー国連大使
    イランのタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、「一方的な経済制裁は、気候変動のマイナスの影響に対しての効果を妨害する主要なもののひとつであり、解除されるべきである」と語りました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー国連大使は23日火曜、国連安保理の気候変動問題を巡るハイレベルのオンライン公開会合において、「気候変動のマイナス側面への対処は、諸国全体の集団的な責任と考えなくてはならず、各国が、気候変動対策に関するパリ協定に基いた責務を完全に実施する必要がある」と述べました。

また、「諸制裁は、イランのような開発途上国の一部が気候変動問題に取り組む力を非常に弱めている」と指摘しました。

さらに、「米国による一方的な対イラン制裁は、必要とされる資金や技術の入手を阻んだだけでなく、責務を実施するための国力の効果的な使用にも望ましくない影響を与えた。このことからも、これらの違法で非人道的な制裁は解除されるべきである」と説明しました。

続けて、「安保理がアフリカのような紛争地域で調査を考えている気候変動の危険性の主な原因の大部分は、地域に関係するものではなく、主に先進国による違法な介入や無責任な措置が源となっていることは、否定できない事実だ」と述べました。

そして、「そのため、解決の道は安保理による調査ではなく、特に先進国を中心とした全諸国に対する、自国責務の完全な実施の要請である」としました。

 

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