イラン最高指導者事務局、「傲慢な国々は、他国の資本を略奪」
イランイスラム革命最高指導者事務局のモハンマディーゴルパーイェガーニー局長が、「世界の傲慢な国々は、他国の資本を略奪した」と強調しました。
IRIB通信によりますと、モハンマディーゴルパーイェガーニー局長は28日日曜、テヘラン市内の美術館開館式典において、傲慢な西側諸国は世界の大盗賊であるとし、「フランスのルーブル美術館の大展示室のひとつは、イランから盗まれた美術品に充てられている」と述べました。
続けて、「ペルセポリスにあった重量数トンの石門は、ガージャール朝時代にフランス・パリへ持ち去られ、未だにルーブル美術館にある」とし、「同美術館には、エジプトのものであったファラオのミイラも展示されている。あの場所に展示されている品々は全て、他の国々から盗まれたものだ」と指摘しました。
また、アメリカの望ましくない性質について言及し、「米国は、アメリカ大陸に政府を立ち上げて以降、原住民を大量虐殺し、彼らの持つものを全て奪い、さらにアフリカからも安価な労働力として人々を米国に連れて来るという、ひどい惨劇をもたらした」としたうえで、「米国の為政者はイラクで、独裁者サッダームの失墜後に、同国から多くの歴史的遺産を盗み出した」と強調しました。
そして、「地域でも、サウジアラビアが美術的、歴史的、イスラム的な遺産を破壊する最も決定的な役割を果たしている。同国は、預言者ムハンマドの生家、預言者の父の墓所、ハイバルの戦いが行われたハイバル砦などの跡を何一つ後代に残さなかった」と述べました。
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