イラン大統領、「今や5+1側が核合意責務を履行する番」
4月 01, 2021 18:44 Asia/Tokyo
ローハーニー・イラン大統領が、「わが国はこれまでに自らの核合意内の全責務を履行してきており、平和を求めている。今度は、5+1側が自らの責務を果たす番である」と語りました。
イラン国際通信・イランプレスによりますと、ローハーニー大統領は「合意の相手側が責務履行から逃げ、約束に違反したという事実にもかかわらず、我々は1年間待ってから責務の段階的な削減を開始したことは、道徳、政治、歴史的に見ても、イラン国民の栄誉である」と述べています。
また、「偉大なる国イラン国民は、政治、法律、道徳的な点で義務を果たしており、平和を求め、平和的な核活動を行っていることを世界に知らしめた」としました。
さらに、「欧米諸国は、行動を遅らせることで1日毎に彼らの不利益が積み重なっており、法律、規則、国連安保理決議2231に1日でも早く従うことこそが、彼ら自身、さらには世界の利益となることに気づくべきだ」と語っています。
そして、「わが国のイスラム革命最高指導者は、アメリカが制裁を全廃すれば、我々も全責務の履行に戻ると断言している。つまり、これは地域と世界の双方にメリットのある条件だが、アメリカはこの絶好の機会を理解せずに、これを利用できず、先延ばしにした(している)。我々が把握している数々の報告は、アメリカの新政権もイランの現実とは相当の認識上の隔たりがあることを示している」と述べました。
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