4月 17, 2021 16:04 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラヴァーンチー国連大使
    イランのタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、集団殺戮兵器不拡散問題に対する西側の国連安保理理事国のダブルスタンダードな行動の実例を挙げ、これに抗議しました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は16日金曜、集団殺戮兵器不拡散に関する安保理の非公式会合において、「集団殺戮兵器不拡散は、人道上の目標の1つである。だが、これは他国に対する圧力行使の手段として利用されてしまっている」と述べています。

また、「集団殺戮兵器は、これまで人類に対して使用された兵器の中で最も倫理や人道に反する部類のものだ」としました。

さらに、イラクの旧バアス党政権がイランを化学兵器で攻撃し、これにより両国をあわせて数千人が死亡したことに触れ、「安保理は当時沈黙を決め込み、また大量破壊兵器の存在に関する完全に虚偽の主張に基づいてイラクが西側諸国によって攻撃されたときも、安保理のこの行動が再度繰り返された」と語っています。

続けて、「イランは、2016年まで自らの平和的核計画に関する懸念という名目で、一部の西側諸国が生じさせた危機により、前例のない国連制裁を受けていた。しかし、大量破壊兵器を製造し、それらの兵器を禁止する国際条約への加盟を拒否しているシオニスト政権イスラエルは、米国の支援を受けているため安保理の非難を免れている」と述べました。

最後に、「イランは化学兵器使用の犠牲国として、あらゆる人物による、いずれの場所や状況においてのこれらの兵器の使用を改めて、強く非難する」と結んでいます。

 

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