イラン映画「A Hero」が、カンヌ映画祭で受賞
第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、イランのアスガル・ファルハーディー監督による『A Hero』およびフィンランドのユホ・クオスマネン監督による『COMPARTMENT NO 6』の2作品が、グランプリに選ばれました。
IRIB通信によりますと、第74回カンヌ国際映画祭は12日間の日程の最終日となる17日土曜夜、フィナーレとなる授賞式をグランド・ルミエール劇場で開催し、コンペティション部門の受賞結果を発表しました。
24作品が出品されたこの部門で最高賞にあたるパルムドールを受賞したのは、フランスの若手脚本家でもあるジュリア・デュクルノー氏が監督した『Titane』でした。
次点にあたるグランプリを受賞したのは、イランの『A Hero』およびフィンランドの『COMPARTMENT NO 6』の2作品でした。
審査員賞に選ばれたのも2作品で、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督による『Memoria』とイスラエルのナダヴ・ラピド監督による『Ahed’s Knee』が受賞しました。
俳優関係では、オーストラリアのジャスティン・カーゼル監督による『Nitram』に出演したケイレブ・ランドリー・ジョーンズ氏が男優賞を、ノルウェーのヨアキム・トリアー監督による『The Worst Person in the World』に出演したレナーテ・ラインスヴェ氏が女優賞を受賞しました。
また、監督賞は、フランス映画『Annette』のレオス・カラックス監督が、脚本賞は日本の濱口竜介監督による『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介および大江崇允両氏がそれぞれ受賞しました。
第74回カンヌ国際映画祭は当初、今年の5月11日から22日にかけて開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大により会期が7月6日から17日に延期されていました。
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