イメージが語るイラン
玄関扉上の装飾と彫刻文様
8月 30, 2021 20:26 Asia/Tokyo
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玄関扉上の装飾と彫刻文様
近代イランのガージャール朝期(1796~1925年)の建築においては、玄関扉上の装飾や彫刻文様がイラン式家屋の入り口の主要な要素のひとつとして挙げられます。
この時代のあらゆる家、とくに名士や有力者たちの家には、玄関扉上に豪華な装飾がありました。一般の人々の家にも簡素な装飾があり、様々な彫刻文様が施されていました。
ガージャール朝期につづくパフラヴィー朝(1925~1979年)の初代皇帝レザー・シャー(在位1925~1941)の時代には、建築におけるイスラム以前の古代様式への指向やナショナリズムの高揚があり、古代イランの象徴やシンボルなどがはっきりとした形で玄関上の装飾に取り入れられました。
キャティーベと呼ばれる彫刻文様は、当時の建築家や人々にとって特別な重要性を持っていました。彼らは、見る者が感動するような美しく、魅力的なキャティーベを作ろうと全精力を注いだのです。










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