イラン・中国外相が電話会談
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と中国の王毅外相が電話会談を行い、両国関係のほかSCO上海協力機構へのイランの加盟、そしてアフガニスタン情勢に関して協議しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は2日金曜、王外相との電話会談で、イランのSCO加盟に対する中国の支持に謝意を表明しています。
また、「アメリカの独りよがりの行動は世界の平和と安全を脅かすことになる」とし、一部の大国による中国を含めた他国への内政干渉に対する反対という、イランの確固たる政策を強調しました。
さらに、アジア中心の対外政策を含めたイラン第13期政権の優先事項について説明するとともに、「わが国の対外政策の優先事項の1つは、中国との全面的な関係拡大である」と語っています。
一方、王外相もこの電話会談で、地域情勢における鍵となるイランの建設的な役割を強調しました。
そして、「わが国の方向性は、両国間関係の全面的な拡大だ」と強調し、習近平・中国国家主席が二国間関係の拡大に本格的に重視していることを強調するとともに、「我々は、国際レベルでのいかなる情勢変化や障害的要素も、イランと中国の関係を妨害できないと信じている」と述べています。
さらに、国際社会は、世界における自分勝手で専横的な一方的行動に対抗する以外に道はないと語りました。
この電話会談ではさらに、アフガンにおける重要優先課題としてのすべての民族・勢力の参加による包括的政権の発足の必要性、並びにテロ・麻薬対策、そして滞りない人道支援提供、さらには国境検問所の開放に向けた努力の必要性が強調されています。
両者はまた、アフガンの抱える現状の責任はアメリカにあること、過去20年間にわたりアフガン国民に対して果たした役割が、決して建設的なものではなかったことを強調しました。
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