米国防総省、「イランが違反タンカーを拿捕」
(last modified Thu, 04 Nov 2021 07:52:54 GMT )
11月 04, 2021 16:52 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命防衛隊海軍
    イランイスラム革命防衛隊海軍

アメリカ国防総省のある関係者が、イランがオマーン海で海事法に違反したタンカー1隻を拿捕した事実を認めました。

アメリカは海上での窃盗行為の一環として、オマーン海にてイランの輸出原油を運搬中だったタンカーを乗っ取り、その積載する石油をほかのタンカーに移してどことも知れない場所へ運び去ろうとしました。

しかし同時に、イランイスラム革命防衛隊海軍がタンカーの甲板へのヘリコプターからの空挺作戦によりこれを制し、イラン領海まで誘導しました。

これに続いて、米テロリスト軍は複数の軍用ヘリや戦艦を使用して問題のタンカーを追跡しましたが、これは革命防衛隊の敢然とした介入により失敗に終わりました。

この状態を受けて、アメリカ側のテロリストは再び、数隻の戦艦を用いての重装備でタンカーの進行航路を遮断しようとしましたが、これも不首尾に終わり、タンカーは現在イラン領海内にあります。

アメリカのある政府関係者は3日水曜、匿名を条件に米週刊誌ニューズウィークの取材に応じ、「我々は先週、琴線に触れる問題の一部に関連することから、この事件の詳細の公開を差し控えていた。だが現在は、イラン側が問題の矛先を我々に向け、実際に完全に我々の管轄下にあったにもかかわらず、我々の船舶拿捕を彼ら自身が阻止したと主張している」と述べました。

AP通信も別のアメリカ政府関係者の1人の話として、イラン革命防衛隊が先月24日、石油タンカー「MV Southys」を拿捕したと報じ、「ギリシャ・アテネに本部を置くリアルタイムな多言語海事情報サイトMarineTraffic.comから得られたデータを分析した結果、問題のタンカーはまだイラン南部のバンダルアッバース港湾にとどまっていることが判明している」としています。

なお、バーレーンに駐留するアメリカ第5艦隊の報道官も、このニュースに関する見解表明についてのロイター通信の質疑にはコメントを差し控え、「この事件に関する複数の報道を目にしたが、提示すべき情報は手元にない」としました。

 

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