日本大使がイランの団体・個人を表彰
相川一俊・駐イラン日本国大使が、日本・イラン間の友好関係拡大に功績のあったイランの個人及び団体に対して在外公館長表彰を行いました。
イスナー通信によりますと、相川大使は令和3年度「日本文化月間」オープニング・セレモニーにおいて、国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)駐日事務所、テヘランのニーカーン病院、イラン現代詩専門家のカームヤール・アーベディーシャール氏、日本研究のナスタラン・パシャーイー氏、イラン外務省元専門官のハシマットラー・ガラミザーデ氏らの団体・個人を、その日本とイランの友好関係拡大への功績を称えて表彰しました。
UNOPS及び同駐日事務所は、今年7月に日本が約300万回分の日本製アストラゼネカ社ワクチンをイランに無償供与する際、ロジスティクスの調整を迅速に行い、早期の国際輸送を実現させました。
ニーカーン病院は、新型コロナウイルス感染症に関して日本大使館と緊密に連絡をとっており、在留邦人の治療・入院時の協力を約束しているほか、大使館員の海外渡航の際などのPCR検査を実施しています。
アーベディーシャール氏は、イラン現代詩の専門家として、これまで数多くの著作を執筆しているほか、2009年~2014年の期間には大阪大学外国語学部ペルシャ語専攻の教員として、ペルシャ語とイラン研究を専攻する日本の大学生及び若手研究者に対して教鞭をとっていました。
パシャーイー氏は、国際交流基金の日本研究フォローとしてなど、日本文化及び日本の宗教に関する研究活動に従事し、日本の神道や仏教、その他文化一般に関する著作を執筆・翻訳するなどしました。
ガラミザーデ氏は、イラン外務省元専門官、通訳官及び日本専門家であり、外務省日本語通訳官として、首脳会談をはじめとした様々な会談において職責を果たしてきました。
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