イラン大統領、インドとの包括的な経済関係の実現を強調
May 23, 2016 21:46 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、インドとの包括的な経済関係の実現を強調しました。
ローハーニー大統領は、23日月曜、テヘランで開催されたイランとインドの高等使節団による合同会議で、両国の包括的、戦略的な関係を実現するための努力を強調しました。
ローハーニー大統領は、インド首相のテヘラン訪問が、政治・経済、文化の分野の両国の協力の強化に及ぼす役割に触れ、「イランは、世界の新興国であり、地域の有力国のひとつであるインドとの関係を特に重視している」と語りました。
また、イランはインドとのさらなる関係強化を追求していると強調し、「今日、核合意と制裁解除の後、イランとインドの関係の全面的な拡大に向け、新たな状況が整っている」と述べました。
さらに、イラン南東部のチャーバハール港は、地域の多国間協力の中心地になりうるとし、「チャーバハール港を通して、多くの製品を地域諸国から中央アジア、コーカサス地方、東ヨーロッパへと移送することができる」と語りました。
ローハーニー大統領は、エネルギー分野における協力を、イランとインドの関係拡大の別の土台として挙げ、「イランは、インドの石油・天然ガスのニーズを満たすための確かな供給元となることができる」と語りました。
一方のモディ首相も、この会談で、両国の歴史的な友好関係に触れ、イランとインドの戦略的な関係の確立と全面的な関係の拡大を強調しました。
さらに、両国の人々の関係と観光振興の必要性に触れ、「チャーバハールの未来は観光業と結びついており、チャーバハールは、観光分野の両国の協力に向けた起点になりうるだろう」と語りました。
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