イラン・ロシア両外相が、電話会談で核合意復活を強調
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イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とロシアのラブロフ外相が電話会談を行い、成立当初の状態での核合意復活をめざす決意を強調しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
12月 14, 2021 15:35 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とロシアのラブロフ外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とロシアのラブロフ外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とロシアのラブロフ外相が電話会談を行い、成立当初の状態での核合意復活をめざす決意を強調しました。

イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相とラブロフ外相は、13日月曜に行った電話会談において、国連安保理の承認を受けた、バランスの取れていた成立当初の状態での核合意復活に向けた互いの決意を強調しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの会談で、イランの立場を説明しながら、オーストリア・ウィーン協議での各関係方面の行動的イニシアチブや西側の可能な限りの真剣さを求めました。

ラブロフ外相も、双方の側が取るべき措置や、ウィーン協議でそれを行う順番について、両国の協議団は真剣に協力を行っているところだとしました。

続けて、違法で核合意および安保理決議2231号に相反する全ての制裁が解除されるべきことは常に強調されているとして、「我々の努力は常に、核合意と決議2231号の規定に米国がすべての自国法を合わせるようにさせる点にある」と述べました。

両外相はまた、「核合意の全参加国にとっての権利と利益を保証する正しい唯一の道は、この国際的な核合意の復活である」と指摘しました。

両者はさらに、二国間および地域の重要な課題の一部について話し合いました。

圧政的な対イラン制裁の解除を目的としたウィーン協議の新ラウンドは、先月29日から始まりました。

このラウンドでイラン協議団は、真剣な行動的イニシアチブを取り、「制裁解除」と「核問題」の内容を含む草案を、相手諸国側に提示しました。

これを受けた英独仏中ロの核合意参加諸国は、「このイランの提案に対し根拠に基づく論理的な回答を示すためには、本国との相談が必要である」と表明しました。そのため彼らには一時帰国して本国との相談する猶予が与えられ、その後にウィーン協議を再度継続することになりました。

こうして今月9日より、核合意合同委員会会合を皮切りにウィーンでの協議が再開されました。

アメリカは、善意があるジェスチャーをしながらも、依然として核合意責務復活の流れを妨害し続けています。

 

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