国連、「アフガン国民に避難場所を与えたイランの寛大さは賞賛に値する」
グランディUNHCR国連難民高等弁務官が、「抑圧されたアフガニスタン国民に避難場所を与えたイランの寛大さは賞賛に値する」と語りました。
イルナー通信によりますと、グランディ高等弁務官はイラン南東部スィースターンバルーチェスターン州での仮設難民キャンプの設置作戦の進み具合を視察した際、「この避難場所の建設には1,100万ドルが当てられており、その半分以上は国連難民高等弁務官によって提供されている」と述べています。
また、「国連はアフガンの安定を回復させようと取り組んでいる」としました。
WFP世界食糧計画によりますと、子供を含む数百万人ものアフガン市民が、寒い季節に死の危険にさらされているということです。
アフガンでは諸問題、各方面からの圧力が増加しているほか、情勢不安が高まっているために、毎日約5,000人のアフガン難民がイランに入国していると報告されています。
ヨーロッパ諸国から毎日数十人のアフガン難民が国外追放されているにもかかわらず、イランは国際的な支援を期待することなく約300万人のアフガン難民を受け入れています。
米国とその同盟国は、2001年にテロとの戦いと治安確保を口実にアフガンに侵攻・占領しましたが、この占領は戦争、紛争、アフガンの経済インフラの破壊を引き起こし、また情勢不安、テロ、殺害、麻薬生産の増加を招きました。
米軍は20年間の占領の挙句、去る8月下旬に屈辱にまみれ醜態をさらしなからアフガンから撤退しました。
なお、同月15日以降は現支配勢力であるタリバンがアフガンでの政権を掌握しています。
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