駐イラン日本大使が、フェルドウスィー廟を訪問
12月 20, 2021 19:55 Asia/Tokyo
相川一俊・駐イラン日本大使が、イランの大詩人・フェルドウスィーの霊廟を訪問し、「偉大なフェルドウスィーの詩作品は、イランの国家基盤を強化し、同国の人々の英雄的で勇敢な精神を高めた」と語りました。
IRIB通信によりますと、相川大使は20日月曜、ホラーサーンラザヴィー州マシュハド郡トゥースにあるフェルドウスィー廟および歴史文化複合施設を訪問し、「イランの偉大な英雄叙事詩人であるフェルドウスィーの廟を訪れる機会を得られたことを、非常に嬉しく思う」と述べました。
続けて、イランと日本の両国民は文化遺産の点でも共通点を持っているとして、「我々は、歴史の中で日本の国家基盤を強化する源になった、独自の英雄文学を有している。イランでも、偉大なフェルドウスィーの作品がその役割を果たしている」と指摘しました。
その上で、「二国がともに英雄譚に満ちあふれた文学を有する国であることから、我々はこの共通点を吉兆と受け止めている」としました。
また、目の前で実演された英雄譚語りについて触れ、「フェルドウスィーの作品『王書』の一部が高揚した雰囲気とともに実演され、イランの人々に受け継がれている英雄譚の息吹にさらに触れることができた」と感想を述べました。
そして、「二国関係の拡大により、お互いに自らの歴史的誇りを守っていきたい」と希望を語りました。
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