テヘラン金曜礼拝、「サウジアラビア政府には、メッカとメディナを管理する資格がない」
27日に行われたテヘラン金曜礼拝で、ハータミー師が説教を行い、「サウジアラビア政府には、メッカとメディナの聖地を管理する資格がない」と語りました。
ハータミー師は、今年のメッカ巡礼儀式へのイラン人の参加を妨げようとするサウジアラビア政府を批判し、「メッカとメディナは、イスラム諸国の代表団によって管理されるべきだ」と語りました。
また、サウジアラビアは、巡礼地訪問というイラン国民の権利に対して頑なな態度を取っているとし、「メッカとメディナを管理する者が、覇権主義者やシオニストの目的のために行動すべきではない」と述べました。
さらに、イランは巡礼者が侮辱されず、彼らの安全が保証されるようなメッカ巡礼を求めていると強調し、「イラン人巡礼者は、危険で屈辱的な巡礼を受け入れない」と述べました。
ハータミー師は、アメリカに関する世論操作によってイランに影響力を及ぼすこと、決定機関に入り込むこと、社会を二極化させること、イスラム体制の力の源を破壊することといったアメリカの陰謀に触れ、「これらの陰謀に対抗する唯一の道は、覇権主義者に抵抗することだ」と述べました。
さらに、「イランのイスラム革命により、東の社会主義が崩壊したように、近い将来、西の自由民主主義も崩壊するだろう」と強調しました。
また、イランに対する敵の穏やかな戦争について警告し、「敵、特に覇権主義者は、イランイラク戦争、制裁、プロパガンダによって実現できなかったことを、穏やかな戦争で実現しようとしている」と述べました。
ハータミー師は、専門家会議の始動に触れ、「覇権主義者のメディアは、専門家会議を崩壊させるために全力を尽くしたが、この会議はジャンナティ師を議長に選出し、アメリカとイギリスに強い拒絶を示した」と述べました。
また、イラン暦ホルダード月14日にあたる6月3日はイランイスラム共和国の創始者ホメイニー師の逝去から27年目にあたるとし、「ホメイニー師は、誠実な思想家であり、哲学者だった」と語りました。