イラン外相、「ウィーン協議相手国は行動する意志を示すべき」
(last modified Sat, 19 Feb 2022 10:01:37 GMT )
2月 19, 2022 19:01 Asia/Tokyo

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は国連事務総長との会談で、オーストリア・ウィーン協議の相手各国は行動する意志を示すべきだと強調しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議の傍らで国連のグテーレス事務総長と会談し、「ウィーン協議における進展には注目すべきものがある。しかし、相手国は一部の重要課題について、イランの合法的な権利と利益を確保するための真剣な政治的決断を下して、自らの行動する意志を示すべきだ」と語りました。

また、アフガニスタン問題については、「包括的政権の樹立とすべての政治グルーブの政権参加は、アフガニスタン問題の解決において重要性を持ち、かつ極めて効果的だ」と述べました。

その上で、アフガニスタンからイランへ多くの難民が常に押し寄せていることや、アフガンがテロや難民、麻薬の生産や密輸増加に起因する危険に直面することで地域や世界の安定・安全に影響が及んでいることに遺憾の意を表明しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はさらに、イエメン問題についても危機的状況に達しているとした上で、この危機を政治的に解決し、人道的悲劇を阻止するため最大限の努力がなされるべきだとしました。

これに対しグテーレス事務総長も、「核合意の可及的速やかな履行のための、関係各国すべてが受け入れられる合意が成立し、イランの利益が確保されることを誰もが待ち望んでいる」と述べました。

 


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