イラン外相、「世界におけるすべての戦争を明白に非難」
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アミールアブドッラーヒヤーン外相
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「わが国はウクライナやアフガニスタン、イエメンおよび、世界のそのほかの地域のいずれにおける戦争も明白に非難する」とし、ウクライナ問題の政治的な解決策を強調しました。
ファールス通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は15日火曜正午、ラブロフ・ロシア外相との協議のため、代表団を率いて同国のモスクワに到着しました。
そして、モスクワ到着に際して記者団に対し、今回のロシア訪問の目的について説明するとともに、ウクライナ情勢に触れ、「我々は、ウクライナ、アフガン、イエメンなど世界のいずれの地域においてであれ、戦争を明白に非難する。また制裁も非難し、他国や他国民に対する一方的な制裁の行使を不当なものとみなし、ウクライナ問題の政治的な解決策の模索に集中している」と述べています。
続けて、今回のロシア訪問のもう1つの目的として、制裁解除を目指してのオーストリア・ウィーン協議の状況追跡を挙げ、「一連のニュース報道や見解表明においては、我々がウィーンにおいてアメリカや、そのほかの西側関係国と合意し、最終的な成果に至れば、協議でのロシアからの支援は必要なくなるとされている」としました。
さらに、「我々は、本日15日の協議において、これまでどおりロシアが1つの良好な合意を成立させ、ウィーンにおいてわが国の傍らにしっかり寄り添い、我々がこうした明白な結論や結果に到達できることを希望してやまない」と語っています。
ロシア外務省もこれに先立ち、ロシアが一方的な対イラン制裁の解除を目指してのウィーン協議を妨害したとする疑惑が報じられていることに関して、「核合意復活を目的としたウィーン交渉は遅滞なく、これまで通り続くだろう」と表明していました。
対イラン制裁解除を目指すウィーン協議の第8ラウンドは、先月8日に始まり、11日金曜にまたもや小休止に入りました。
ウィーン協議は、イラン代表団のイニシアチブにより一連の進展を見せていましたが、特にバイデン米政権をはじめとする西側諸国が、米前政権の行使した違法な制裁の影響の補償を遅らせ、また最大限の圧力行使政策を続行していることから、アメリカの核合意復帰への真意が疑問視され、協議プロセスそのものが長期化しています。
責任を受容する国であるイランは、核合意に違反した側がアメリカであることから、制裁解除により合意に復帰すべきはアメリカであり、さらに同国の責務履行状況は検証確認される必要があると、これまでに何度も表明しています。

