IAEA、「イランとの協議は継続」
May 26, 2022 17:51 Asia/Tokyo
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グロッシ事務局長
IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長は、イランとの協議が継続されている、とし、「検出されたウラン粒子の源に関する協議は、非常に困難な時期に入っている」と主張しました。
グロッシ事務局長は、スイスのダボスにて、2年前にイラン国内の一部核施設で検出されたウラン粒子に関する調査の結果が来月公表される予定であることに関する、米国際情報サイト・ブルームバーグの質疑に対して、「これに関する調査や協議が実施中であり、その結果について近く公表されるだろう」と述べました。
また、「現在、イランが自国の核能力の強化を追求していないことを確信しているか」という質疑に答え、「イランは、この能力を増やし強化しようとしている」と語りました。
さらに、IAEA定例理事会会合が開始される今年6月6日までに、未解決の問題を巡る協議の進展状況について、同理事会に報告するだろう、としました。
グロッシ事務局長は今年3月5日、テヘランで、エスラーミー・イラン原子力庁長官と三回目の会談を行い、その後双方は声明の中で、「両者は、協力を加速させ、合意を成立させることで一致した」と発表しました。
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