イラン軍が公開した無人機製造拠点ーその重要性とメッセージ
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イラン軍がこのほど、超機密にあたる無人機製造都市の1つを公開しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
May 30, 2022 16:24 Asia/Tokyo

イラン軍がこのほど、超機密にあたる無人機製造都市の1つを公開しました。

無人機はその使用に多数のメリットがあることから、世界では多数の国が無人機の製造・拡大を実施中です。

イランもこの分野で、すでに注目に値する成果を挙げており、近年においてイラン軍は2000km以上のリモートコントロールできる距離を持つ自爆攻撃型軍事用無人機を公開しました。さらに、24時間の航続時間を誇り各種の軍備やレーザーミサイルの搭載、情報収集、遠隔標的の撮影能力のある無人機・キャマーン22をも手がけています。ほかにも、イラン軍が保有する無人機にはモハージェル、ラアド85、アーラシュ、アバービール4、キャッラール、ナーセル、キヤーン1、キヤーン2、オミード、キャマーン12、キャマーン22、サーデグといった次世代型の無人機が次々に加わっており、これらはいずれも戦場での作戦で使用できる能力を有しています。

 

将来の予想される戦争・戦闘の舞台における急速な変化のため、敵の攻撃に対応しうる高い能力を備える無人機は、その技術の合理化および生産が過去に比べて特に急ピッチで進められており、今後数年以内にもこうした無人機の価値は数倍にも増すものと見られます。最近の一連の紛争において、無人機は現代の戦争における自らの位置づけを開拓し、探知発見や諜報、戦闘、標的の攻撃、監視、さらには国境管理から各都市・検問所の巡視にまで至る、軍事・非軍事の多種多様で幅広い任務をこなせることを示しています。

 

イラン軍がこのほど、無人機製造都市を公開したことは、数多くの戦略的なメッセージを含んでいます。その中でも最も重要なものは、イラン軍が世界最新鋭の軍事機材を量産できる軍備・軍事機材製造の知識を有している、ということです。政府軍の無人機製造都市は、地下数百メートルもの深い場所に設置されました。シオニスト系メディアの解釈では、こうした拠点は地下の安全な場所に造られるのは、戦略的な利用目的によるものだとされています。

 

もう1つの重要なメッセージは、この戦略的な成果が、敵の大規模な対イラン制裁の中で達成されたことです。イラン軍は、制裁を軍事機材の製造技術を獲得するチャンスとして利用してきました。つまり、制裁は事実上、国家の軍事面での発展の妨げとならなかっただけでなく、結果的に軍事費をも圧縮させたことになります。それは、イラン武装軍が最新鋭の兵器や軍事機材・軍備の輸入に莫大な費用をかけるのではなく、はるかに安い費用で国内でのそれらの生産能力を獲得したためです。

 

イラン軍無人機都市の特徴の1つは、公開された無人機が巡航ミサイルの搭載能力を有することです。イランはこれ以前にすでに、ミサイル製造能力を持つ国としての地位を確立しており、西アジアのミサイル大国とみなされています。そして現在、イラン軍の無人機都市が公開されたことで、同国は無人機の分野に関して地域でより有力な国にのし上がり、ミサイルに加えて無人機の分野ににおいても他より強力な国であることが示され、ミサイルに加えて無人機もイランが地域大国であるシンボルとなりました。実際に、現代の世界においては、ミサイル能力と無人機面での能力がパワーバランスの変化にもたらしうる、変化の鍵を握る2つの重大要素であり、イランは今やこの両方の要素を有しているのです。

 


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